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Letter Arts Review ~Signs of Hope

 

 

言葉を残す作品は自ら語る

 

目に見えない恐れに戦く事無く手放していき、前に向くマインドを強くする。

まさにこの作品はその一心で完成させました。

 

歩んで来たストーリーの光りと影を、

そして静かな中にエネルギーが湧いてくるような希望を道標として。

 

 

 

 

 

 

 

  

1本の掛け軸仕立てにストーリーをカッティング、最も神経を使ったのが文字の線

カットしてはいけない線を切ってしまったり、

完成するころは光りを当てながら線を確認

 

   

 

     

 

 

数年に思いを馳せLead~Heart Sutraまで5ストーリーを灯籠に見立て灯火(希望の道標)

タイトルは「Signs of Hope」としアメリカへ。

 

2018晩秋から2019年に完成した思い入れの強い作品、

審査員の心に響いたことが本当に嬉しい。

 

文字や線の影が映り込むような画像にしたくて、時間をかけ修正しながらでしたがプロのカメラマンでも中々難しかった

 

  

 

掲載キャプションがこちら(by Editor)

 

The piece evokes the stone lanterns that line paths in japanese temples and shrines,

and reflects a time of transition in the artist's life.

 

 

 

 

 

 

 

Letter Arts Review 〜from global point of view

 

アメリカ John Neal booksellerから発行しているLetter Arts専門誌

年に数回発行している季刊誌にAnnual issueの号があり、私も何度かエントリーしています。

それは世界各国からエントリーされ、そして審査を経てAnnual issueに掲載されるというものです。

言わば、カリグラフィーのレベルを問われ確認出来るという

カリグラファーにとってとても大切なこと。

 

下の画像は、Ruling penを使い、私なりのスタイルで完成させたもの。

2016年晩秋、LucaBarcellona氏のWSで受けたテクニカルドローイングともいうべき技術を教わり

東洋と西洋の融合を常に意識している私にとってはとても刺激的なおもしろいWSでした。

 

2017年に完成したこの作品はその年のLAR juried issueに掲載されました。

 

 

 

with BrodyNeuenschwander folded pen

 

 

 

 

そして,

私のGestural writing は後にこちらに繋がっていきます...

  

余韻
八日は暦上では立冬なのですね。 
日曜は雨予報、ひと雨ごとに一歩ずつ季節が進んでいきそうです。

ここはWS会場近くの天満橋駅前。
澄み切った秋晴れの高い空にほんの少しだけ色づいた木々 水都大阪らしい光景です。

ここからFolded Pen LetteringWS
 Folded Pen    色んなスタイルで


自由な線 色も入れる

Folded Penで出せる線の領域はとてもとても深くて、その線は正しいとかダメとかという域など何もなく、自分がおもしろいと思えばそれでいいと。
Abstract calligraphyでいいと。
でも大事なことは、基本の「Letter Formがしっかりしていること」だとも。しかと納得です。
Yukimiさんのお人柄はとても温かくて、後味の良い心地よい余韻の残るWSでした。

そして最後に、こんな素敵なことばをいただきました。
「カリグラファーとして何が出来るか、カリグラフィーで何が出来るか...」
What can I do as a calligrapher,What can I do with calligraphy...


めざすところ次回YukimiさんWSは、アメリカ・カンファレンスに参加すること!あれ言っちゃった(ー_ー)!!



 
LetterArtsを知る
すっかり日が暮れる時間が早くなり、また移り変わる季節の楽しみのないまま長雨続きで始まった九月も来週はお彼岸の入り。
しかし一方で、甚大な被害に見舞われ水の脅威を目の当たりにし、
無事に時 季が過ぎていくことに感謝しています。



そして九月を皮切りに、レターアーツのイベントが続いています。
「関西作品展」9/1〜9/6
年に1度の、生徒さんの為の合同教室展。
講師を含む約150以上の作品が勢揃いしました。
キャプションと作品と重ね合わせながら多くの方が時間をかけてご覧になられ
出展者、来場者の方々に、記憶になり響いたことと思います。

「阪急文具博覧会2015秋」9/9〜9/14
3回目の参加となる今回のテーマは、“紙で気持ちを伝える”
LetterSnowブース前は、美しい文字カリグラフィーに大勢の方が足を止められ
体験に順番待ちが出来るほど。
たとえ一文字といえ、カリグラフィーをやってみたかった!こんな美しい文字が書けるなんて!
と、嬉しいお言葉。
.....だから書き続けられるのかもしれません。






そして「レターカッティング展」9/15〜9/20  12:00~19:00
LADS GALLERY 大阪市福島区福島3-1-39メリヤス会館1F

こちらは日本初のレターカッティング展示です。
“いしぶみ”という言葉があるように紙とは違い、長く読み継がれるように、
石に刻まれた文字や言葉は想いが一層強い気がします。




この先は、お天気にも恵まれそうなシルバーウィーク^^
少し手を休めて、博物館やギャラリー巡りをするのも楽しい季節です。

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